ワクチンブースター接種の辛い副作用からやっと解放された。2月27日(日)の14時30分に市の集団接種会場で3回目のワクチン、モデルナを打った。ファイザー、ファイザー、モデルナの交互接種だ。
その日の14時過ぎに車で15分程の場所にある接種会場に一人で向かった。今回も会場スタッフの手際は素晴らしくスムーズに接種できた。
ジャンバーを脱いで女医さんの問診を受けた後、奥のブースに案内された。自分で半袖シャツの腕をまくって左肩を出すと、「力を抜いてくださいね」と、緊張して強張った私の肩を抑えて、脱脂綿でアルコール消毒しながら看護師さんが「気持ちはよくわかります」と優しく2回繰り返した。その言葉がなんとなく可笑しくて僕が微笑むのと同時に注射針が肩に刺された。チクッ、チクッと、今までにない神経系の痛みが感じられ嫌な心持がした。15分の待機時間中には左腕に痛み・重みを感じたものの特に異常も認められず、何事もなく帰宅した。
その日の夕方、午後5時半から1時間、予約をしておいたスポーツジムのヨガに参加した。その帰りにジム友から「注射を打ったばかりなのにジムに来て大丈夫なの?」と言われたが、その時は、体調も良く気分もすっきりしていたので、「免疫力が上がって、ワクチン後にはヨガはかえっていいみたい」と答えた。ジム友は、「ワクチン打ったらヨガってことですね」と笑っていた。僕は「是非、是非あなたも」と返した。
自宅に帰ってゆっくりと風呂に浸かり夕食をとった後、解熱鎮痛剤カロナール錠500を1錠飲んで21時に布団に入った。午前0時頃に両瞼が熱っぽく、体がふわふわして目が覚めた。それからずっと、うとうとしながら朝を迎えた。食欲もありがっつりと朝食もとれ、その時点ではまだ殆ど体調に異常はなかった。
ところが、お昼ごろになると徐々に頭痛と倦怠感に襲われた。昼食をとり、カロナール錠500を1錠飲むと少し気分が楽になった。
熱がなかったので、ソファーに寝転んで、録画しておいた、NHKアナザー瀬戸内寂聴「愛と煩悩の人生」、日曜美術館などを見て過ごした。しかし、午後5時頃には頭痛と倦怠感に加え、更に激しい悪寒が加わり耐えがたくなった。
ファイザー2回目の副作用も酷かったが、今回はそれより強烈なような気がする。
もしかして、あの時のチクッ、チクッが原因か、それともヨガに参加したのが失敗だったか。
サッと風呂に浸かり、妻にお粥を作ってもらいそれをたいらげ薬を飲んで直ぐに寝たら、翌日(2日目)火曜日の朝には気持ちよい目覚めが得られた。今はもう気分爽快だ。
これからは、毎週末のルーティン、スポーツジムやファミレスでの朝食にも安心して通える。そして、来週になれば、控えていた大腸内視鏡検査、緑内障検診、歯医者、それから温泉旅行も予約したいと思っている。
それにしても、コロナの感染者数は高止まりで減少スピードが極めてゆっくりだ。
今回の副作用はとっても辛かった。その代わり今は、何とも言えない安心感を手に入れられたと感じている。
↓ 近所の公園の青空と満開の梅の花