例年8月は、
6日の8時15分、9日の午前11時2分、15日の正午に1分間の黙とうをする
1945年(昭和20年)終戦の年にあった2度の原爆の投下と、この戦争で犠牲になった方々のことを想う
「八月や六日九日十五日」
と読まれるこの句は俳句の世界では有名らしい
この戦争で、僕の母の兄が海軍兵として出征し戦死している
母の実家の仏壇で、水兵服を着て胸を張って映っている若い伯父の白黒写真を見るたびに、若くして人生を終えざるを得なかった無念さを感じ、切ない気持ちにさせられる
そして、いつも思う
僕の顔にそっくりだと
靖国神社に参拝するとき、広島や長崎の平和公園で祈るとき、そして、8月6日、9日、15日にはいつもこの伯父の、白黒の写真の顔を思い浮かべる
僕は、終戦の14年後の8月に、この伯父が暮らした母の実家で生まれた
ふと、自分のことをこの伯父の生まれ変わり?と思ったりもする
この伯父にいつも守られていると感じることさえある
この日のことは今でも鮮明に記憶に残る
8月は、少し心が重く、切なくなる月
天から反省を促される月
そのような中で、間もなく僕の誕生日がまたやってくる
今年のその日には、奥日光の温泉宿を予約した
木々の緑の中でゆったりとお湯につかり、自分の人生を見つめ直してみたいと思う
勿論、家人と二人
↓ 8月の満月