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ボックスティッシュを60箱貰った

8月20日土曜日、家人の車を運転した

僕の実家に向かうため家人を助手席に乗せて

 

乗り込んだ車内はとても蒸し暑かった

エアコンのスイッチを入れ、冷房温度を最低の”Low”に設定すると、

直後に、バイクのエンジン音のような大きな音がする

ぶぅーん、ぶぅーん、というような強烈な異音

 

24℃に設定温度を上げると音は止まった

冷房は問題なく効くのでそのまま車を走らせた

 

実は、その前日の19日、金曜日に、家人の車は1年点検を終えたばかりである

明細書を見るとエアコンのエアーフィルターを交換してある

これが原因かも?

 

自宅に帰ってディーラーの営業担当に電話した

夕方の6時半頃に来てくれるという

 

意地悪く嫌味の一つでも言ってやろうかな、とも思っていたんだけど、

僕は、その時間帯は、スポーツジムで汗を流している最中だ

予め予約してあった「スタジオレッスン”グループファイト”」は、どうしてもキャンセルしたくない

 

仕方なく家人に対応を頼んでジムに出かけた

 

レーニングを終えて、シャワーを浴び、着替えた後、更衣室でスマホを見ると

営業担当からの着信履歴があった

家人からは「車は直った」とLINEが入っている

 

安心して帰宅すると、

玄関に大きな段ボール箱が置いてある

家人が何か電化製品を買ったのかなと思った

しかし、なんと、ティッシュペーパーのボックス60箱だという

ディーラーが置いていったのだそうだ

 

故障の原因は、

エアーフィルターの中に葉っぱが入っていて、それが異音を発生させていたらしい

営業担当と直接整備をした若い整備士が2人で来て10分程で直していったという

2人とも平身低頭だったとのこと

若い整備士は、

「私がやってしまったんです、申し訳ありません」

と土下座でもしそうな勢いで謝ったという

家人は「特に支障はなかったから気にしないでね」

と、優しく慰めの言葉をかけたらしい

 

その後、営業担当から電話があり、

「ご迷惑をおかけしました、あってはならないことです」

と、これ以上の謝り方はないという程、丁寧に謝っていた

僕は、大量のボックスティッシュを貰ったことに対してお礼をいい電話を切った

 

やっぱり嫌味の一つも言えなかった

言う気にもなれなかった

 

””自分を低くすると水はこちらに流れてくる””

 

という誰かが言っていた言葉を、ふと、思い出し、嫌味を言おうとしていた自分を恥じた

 

ジムで汗を流した後のビールは格別に美味い

よく冷えたビールを飲みながら思った

 

今日もいい一日だった

さて、ボックスティッシュはどこにしまおうかな

 

玄関に置いてあった段ボール箱

ボックスティッシュペーパー60箱