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わたしがブログを書く理由

特別お題「わたしがブログを書く理由

 

 僕がブログを書き始めたのは2020年8月17日から、3年ちょっと前になる。同世代の方のブログを読んでいるうちに、自分も書いてみたいと思ったのがきっかけ。始めの100日間は日々の出来事を日記のように綴って毎日更新していたが、その後は、5日に1回程度、無理せずマイペースで今も継続している。なぜブログを書くのか。文学フリマ特別お題キャンペーン「あなたの記事が本になる、今すぐ応募しよう」に誘われて整理してみた。

 

1  アウトプットするためのツール

 今から3年半前、コロナパンデミックの発生とともに僕は60歳で職場を定年退職した。今は、好きな歴史・政治・文学などを放送大学で学んでいる。また、水彩画教室に通ったり、毎週末にはスポーツジムで汗を流したり、植物や淡水魚を育てたりして第二の人生を迷走中だ。今後の人生を豊かにするために、大学の授業、読書、新聞、SNSなどから情報をインプットして知識を深めている。ところが、覚えたそばから忘れてしまうこの現実。それは加齢によるものでどうしようもないことと諦めていた。しかし、それだけではないのかもしれない、日々得た情報をアウトプットしないことが原因ではないかと考えるようになった。覚えたことを脳から出力すること、アウトプットすることで記憶の定着率が高くなるという。「アウトプットがないのは、カロリーばかりを摂取して運動しない状態だ」と何かに書いてあった。「自分の気持ち・考えの整理・記録」「日常の出来事・感動などの記録」「自分で撮った写真・書いた絵」など、それらをアウトプットして記憶に留めるためのツールとして僕はブログを使う。

2  自分の本音が浮き彫りになる

 ブログを書くことで自分の考えが深まったり広がったりしながらものごとが形づくられてゆく、その感覚が心地よい。自問自答しながらブログを書いてゆく。そんなプロセスを経ることで、心の奥底にしまい込んで、決して自ら認めたくなかった本音まで自覚させられる。偽りのない裸の自分が浮き彫りになる。

3  感性を磨きそれを表現したい

 五感を磨きたい。美しいものを美しいと思える感性を研ぎ澄ませたい。そして、自分が感動したことをブログに書いてみんなに読んでもらいたい。自分が美しいと感じたものを人に伝えられることは幸せなことだ。自分が何に感動したか、どのように心を揺さぶらたか、そしてどう行動したか、自分の胸中を客観的な目線で表現したい。

4  脳の活性化

 ブログを書き始めてから、過去の出来事、特に、遠い昔のことを思い出すようになった。子供の頃のこと、学生時代のこと、その頃に感じた思い、嬉しかったこと、心が痛んだこと、忘れかけていたエピソードなどが鮮明に蘇る。ブログを書いて自分の考えを整理すること、過去の記憶を蘇らせることで脳を活性化させられる。

5  「もの書き」になるための修行

 昨年の所得税確定申告でのこと、2メートルほど離れた右隣の席から「僕は”もの書き”なんですよ」という声が聞こえた。60代半ばと思われる眼鏡をかけた品のよいおじさん、お洒落なナイスミドルでなんかかっこいい。ちょっと、単純かもしれないが、それをみて僕も「もの書き」になろうと心に誓ったのだ。もともと文章を書くことが好きだったし、そもそもブロガーだって「もの書き」といえるだろう。たとえそれが職業でなく趣味の範疇であったとしてもだ。人に「今、何をしているんですか」とよく聞かれる。それまでは、「いろいろと勉強しています」とか「なんちゃって投資家」とか「還暦学生」などと答えていた。しかし、今では「僕は”もの書き”なんですよ」と答えている。そう答えているうちに、本当に「もの書き」を職業にしてみようと思うようになった。まずは今書いているブログを継続してもっと充実させたい。継続することで一時的な効果が積み重なって実力となる。明らかに効果が出ているのに自分はそれに気づかない。そう思えばモチベーションも上がり文章力のレベルアップも図れるだろう。そんな積み重ねが「もの書き」「小説家」になる夢を実現させてくれるかもしれない。そして、いつの日か本を一冊出版してみたい。たとえそれが売れなくても、それで僕は本物の「もの書き」になれるから。

 

 人のブログを読むことで、音楽、スポーツ、読書、旅行、水彩画などの趣味や大学生活、社会情勢、投資情報など、様々な情報が得られる。そして、趣味、感性、価値観、好きな音楽などから何となくその著者の「人となり」がわかってくる。自分の感性とマッチするブログを探し出しそれを読んでワクワクすること、それも楽しみの一つだ。他方で、共感できる方々に読んで貰いたい、コメントが欲しい、読者になってもらいたい、ブックマーク、☆(はてなスター)で応援してもらいたい、というような欲求もある。だからといって絶対に嘘は書かない、なかったことをあったことにしてはいけない、それだけは絶対厳守と肝に銘じている。「エッセイの名手といわれる人達は、自分自身のことを語りながらも、最終的にはそのエピソードを一般化させる。つまり、個人的な話を読者にも関係する話に変えている。」というようなことを誰かが言っていた。読者の共感を得るためには、そのようなテクニックを取り入れながらより良いブログに改善していくことも大事なことだろう。「継続は力なり」といわれる。今後も、日々の出来事や胸中の想いをブログに綴ることを楽しみながら、マイペースで記事を更新していこうと思っている。

↓ いただきものの栗を我が家の門の前に飾ってみました。