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3?年ぶりに鑑賞したユーミンのコンサートに感激

11月16日(木)ユーミンのコンサートを観てきた

代々木第一体育館

17時30分開場、18時30分開演

デビュー50周年を記念した全国アリーナ・ツアー

「50th Anniversary 松任谷由実コンサートツアー The Journey」

 

16時少し前に原宿駅を降りた

開演まで少し時間があるので

夕暮れどきの代々木公園を歩いてみた

薔薇の花が綺麗に咲いている、紅葉にはまだ少し早いが爽やかで気持ちがいい

それから、コンサートの前に軽く腹ごしらえをしようと

久しぶりに表参道、竹下通り辺りを散策した

やっぱりここいらは若者が多い

特に竹下通りでは、僕らは浮いている感じが否めない

通り沿いの店を覗くが、どの店も順番待ちの長い列

30分ほど歩き、竹下口近くのイタリアンレストランに入った

昭和の雰囲気が漂う店内

ユーミンの曲がやや控えめに流れている

ピッザ、パスタを妻とシェアして生ビールで乾杯

17時20分に店を出てコンサート会場に向かうと

会場前の歩道橋は既に大混雑

牛歩で進んで歩道橋を降りると一気に視界が開けた

周りを見渡すと僕ら世代が多い

人波に押されて、17時40分に指定席に座り開演を待った

南側1階、前から6番目

収容人数は12,898人だという

アリーナの中央に海賊船のステージがある

わくわく感が止まらない

18時30分、周りにはもう空席はない

大歓声の中、ユーミンが手を振りながら登場

向こう側からアリーナを歩いて来る

そして、ステージに上がり船のマストの上空で歌い始める

 

hurry up ~♪

オープニングは“心のまま”

生のユーミンを前にしたこの瞬間、僕はもう感極まる

胸を熱くし、目に一杯涙を溜める

6曲目のタイフーンでは

『Nothing's Gonna Change My Love for You』のあの小林香織

フルート、サックス演奏で盛り上げる

もうたまらない

薄いカーテン越しに横になって歌うユーミン

ブルーグラデーションのレースのワンピース姿が美しい

まるで夢の世界

「やっぱり私のホームは東京」というユーミンの言葉に会場内は大歓声

いつものユーミンリップサービス

 

次の”青いエアメール”で、僕のテンションは最高潮

♪ 傘を頬でおさえ待ち切れずひらくと

 くせのある文字が切なすぎて歩けない

 時折届いたこんなしらせさえ

 やがては途絶えてしまうのかしら

 けれどあなたがずっと好きだわ

 時の流れに負けないの ♪

 

この詩の情景を想像して

悲しく切ない想いを抱いた20代のあの日

仕事帰りの車の中で、一人カセットテープで聞いたっけ

そのとき車窓から見えた景色

今でも鮮明に記憶している

若かったあの頃

青春の夢と胸のときめき

いろんな思いがこの曲と交錯して

もう涙が止まらない

妻がハンカチをそっと差し出す

やっぱりユーミンは僕の青春そのものだ

 

アンコールは、”守ってあげたい” “やさしさに包まれたなら

ダブルアンコールは、”瞳を閉じて”

あっという間の2時間半

素晴らしかった

この非日常感がたまらない

 

会場を出て、渋谷駅まで歩き山手線に乗った

東京駅の八重洲地下街で軽くビールを飲んで

自宅に着いたのは午前0時過ぎ

 

最後にユーミンのコンサートに足を運んだのは確か3?年ほど前

当時交際していた彼女(今の妻)と

夏に逗子マリーナで

その年の冬には苗場スキー場プリンスホテル体育館で

立ち見をしたのが最後だろうか

「surf and snow」の世界だ

 

ユーミン、感動をありがとう

錆びかけていたトキメキが十分に刺激されました

観客をあっと言わせる派手でゴージャスな演出が

ユーミンワールドの真骨頂と言えるだろう

そんなショーもいいけれど

しっとりと静かにユーミンの生歌を聴いてみたい

そういうファンも決して少なくないように思う